ゆるやかな自殺

「私には何にもないから」

忘れないで


全て愛する人の為


あの映画の女の子が

焚いたココナッツの香り




君が歌う




きらい きらい きらい

きらいだからいいや

そこで言葉の重みは消えた


きらい きらい きらい それでも

君のために生まれてきたんだってこと



忘れないで


陳腐だね


あなたの嫌いな煙で溶かしてあげる

忘れてしまいな 幸せになりな



さよならの準備をしよう

空っぽの花瓶をベランダに



あたしが屍になったとしても

耐えず考えてるのは変わらない

あなたを取り巻くモノ全てを

支配してあげるから安心してね



乾いた水滴が張り付いて

燃えずに証となるでしょう



もしあなたの夢が叶うなら

その時にきっと思い知るでしょう

あなたを純粋に愛すのは

他の誰でもない自分自身だけ



あなたの目の前を青い光が

駆け抜けていったら 終わりだと悟ってね


あの頃のあたしは

不幸になりたがってたのかな


幸せになってね、どうか、



Only GOD "psycho"


あたしの神様 歪な言葉を紡ぐ

あたしの神様 なんだか可笑しい



こぼれた雫を細かく砕いて

いとも簡単に飲み干した

胸の奥に秘め続けた何か

「あなたは間違っています」



時の流れない世界へ

見え透いた嘘を重ねる

終わりを告げたのは誰だろう?



寝ても覚めても鮮明なまま

微笑っていた 儚き巨人

もし抗えたら


洗っても拭ってもこびりついたまま

同じ夢を見させて




春の嵐


夜の街を歩いてみたい

穢れたわたしを棄ててくれ

罰を浴びて悔いに吹き飛ばされ

どれだけ疲弊しても死ねずにいた


鉄格子のついた窓 足枷 首輪

ほんの僅かだけ射し込む光


生まれ変わろうとするくらいなら

そのまま終わればいいわ

手に入れようとするくらいなら

そのまま朽ち果てたらいいのに


手を引いて連れ去られた夜が

もしも幻想だったら


春の嵐が誓いを壊したなら

荒れた海に飛び込んで踠いていたわ

春の嵐が狂気まで消し去ってくれたなら

何が残るだろう

「fog」


鏡を割った

何度も割った

飛び散った破片に映ったワタシ

どうしようもなく醜いワタシ


在るものを食べた

何もかも食べた

残骸を集める哀れなワタシ

涙が溢れたそれだけの日々を


繰り返す

わらってる

最期には


生まれ変わったら今度こそは

愛し愛されて終わりたい

生まれ変わったら生まれ変わったら

しあわせだって笑顔で言いたい

「脆弱」


儚さとは程遠い醜さで

惨めな気持ちで生きる


切れた電球 取り替えることもせず

暗闇 冴えた目 そして夜明けがくる

気がつけば日が暮れる

遠い昔の交友関係 取り戻すこともできず

恨み 羨み 遠ざかる日々と


微かな穢れなき記憶の上澄み

すくい取って 溢れて 落ちて 堕ちて


いつの間にか 消え失せた 感情

唯一残った 哀れな僕の日常 劣情

忘れないでいてくれるのはただ

ただ ただ 駄々 誰か探しても居なかった

戻れないのか あの頃の自分


脚を折られて 地を這い蹲る屈辱

静かに 近づく 終焉に向かって

気がつけばスタート地点


誰とも 分かり合おうとしない

しようとできない 僕は脆弱 そのもの

誰かが 救ってくれると

何処かで信じて 諦められない 僕は脆弱だ


いつの間にか 消え失せた 感情

唯一残った 哀れな僕の日常 劣情

忘れないでいてくれるのはただ

ただ ただ 駄々 誰か探しても居なかった

戻れないのか あの頃の


戻れない 取り返せない

僕はきっと変わってしまったんだ

届かない その方がいい

僕は脆弱 こんな僕は知らないでいてくれ


知らないでいてくれ

知らないでいてくれ

知られたら僕はもう立ち直れないから

脆弱な人間でいい

どうか哀れだと嗤って

どうか惨めだと貶して


それでもう終わりにして



(なんでか知らんけど文字めちゃくちゃ大きくなってしまった、見づらくてすみません).

ブルー・ス・クリーン



揺らめいた水面に浮かんでいた

そして険しい道を歩んでいた

このままで生きてゆけたのに

何かが足りなくて わたしは


神様のいたずらに争いたくて

悪い夢から醒めたくて


わたしの届かない思い

あなたの叶わない願い

子宮を伝って海馬の隅へ

わたしはただあなたを連れて

何もない所へ逃げるため

やがて辿り着いた壊れた海で

君は息を吸って吐いて また 同じ事を

繰り返して こわれて せかいが こわれる


迫りくる背後の膿に気づかないように

そっと洗い流して 抱きしめる

嵐の夜を窓から傍観したあなたは

ここで産まれてよかったと思う?


わたしの届かない思い

あなたの叶わない願い

子宮を伝って海馬の隅へ

わたしはただあなたを連れて

何もない所へ逃げるため

やがて辿り着いた壊れた海で

君は息を吸って吐いて また 同じ事を

繰り返して こわれて せかいが こわれて…



救われたと 信じたい




再犯

僕は動かない、動けないでいる

きっとここから抜け出しても

また同じ過ちを犯すのだろう


変わったフリをすれば

赦されると思っていた


「あの子に似てるから」

「誰もいないから」

「お前が悪いんだ」

理由をつけては 自分を濁らせる


綺麗な花を踏みつけて歩きたい

「お前はここにいるべきでない」

花に語りかけたつもりだった

まるで自殺行為のようだ


ユメニッキ


赤い錠剤が欲しい 欲しいのさ

銀色でもいい なんでもいい

ぼくを救う小さな粒が


苦しみを砕いて結晶に

悲しみを並べて吸い込んで


声が出ない 前に進めない

叫んでも 走っても 変わらない 何も

きみに届かない


平和な日常が欲しい 欲しいのさ

現実じゃなく幻想でもいい

ぼくを癒す小さな幸せを


苦しみを堪えて 蓋を開けて

悲しみを溶かして 飲み干して


音が聞こえない 先が見えない

倒れても もがいても 変わらない 何も

きみに届かない


目覚めてまた絶望しないように

記しておくね きみとのことを

きみは居ないかも 別世界には

濡らしても 燃やしても 消えないよ 何も

きみはここに在る


アナザー

アナザーワールド

「或る密室」


紅の花束を君に

悪魔の花屋が嘲笑う


「君と青空が見たい」

黒い影だけが漂う


君以外全てが敵で

時には君まで敵で


鎖に繋がれたまま僕らは

色の無い世界を彷徨う

錆び付いた喉声が

決して赦すことを赦さない


宇宙は僕の中に

科学者がそれを否定する


「僕があいつを殺さなきゃ」

亡霊だけが現れる


君以外全てが敵で

時には君まで敵で


僕らだけの世界なんて

いつも大人が壊してく

とうに枯れた瞳が

決して夢を宿すことはない


逃げ出すことは困難で
この閉ざされた世界で僕は
いつまでも幻想に囚われて
自由を奪われて生きてゆくのか

懲り懲りだよ
けれど夢か現実かわからない世界で独り
生きてゆくことのできない僕は
一体どうすればいいの

君以外全てが敵で
時には君まで敵で

痛みと苦しみに追われて
また全てが破綻してく
崩壊する景色は
決して僕を救わない

「私の傷は癒えたわ」
君まで僕を裏切るのか
足取り軽く去る君を
決して追うことはできない

僕は祝福するよ
此処から抜け出せたことを
おめでとう さようなら
決してもう会うことはない