ゆるやかな自殺

「私には何にもないから」

When it flows


花が咲いて散ったのを見届けて

僕は塗り潰さないことを知ったよ

ご都合主義でお披露目会



昨日ワンピースを買ったよ

って聞いた君が

思い浮かべるだろう方じゃない方の

とっておきの可愛いやつ



何のために?

わかんないや

「君」がいくつも在る

惑溺したのはどれだっけな



迎えにきてね 雨だから

二つ返事で


さよならが言えなくてバカにした

季節をまた一つ摩り切ったのは

僕もそうだったはずなのに

置いてかれた等しい秋

何度目かの愛しい日々



F


聡明な君と そうじゃない僕の

得意なこと気になること

違いすぎてて引け目を感じます

同じ話がしたいのに

わかりたいのにやっぱわかんなくて

数式や偉人よりも

髪の巻き方 ゲームの進め方 

君への近づき方が知りたいと思うのです


死ぬまで一緒にいてなんて言わないよ

ただ、3月まで君の「おはよう」が聞きたい

桜が散ってからの君はどこで何をしているか

そんなことさえ知らないし知れないけど

居眠りから覚めた景色に君がいなくなるってことだけは知ってるんだ おかしくなりそう


今日も帰り道の影はひとつ

夕日が眩しいから泣きたくなった



さいごのバースデーケーキ



あのね わたし計画してることがあって

20歳になったら

全てを捨てて この街を出ようと思うの

何度も考え直したよ

だけど考え直したところで

この顔が綺麗になるわけなんてなかった

きっと来年からは

汚いおっさんの相手してる間に年をとるわ

だから今年は一緒にケーキを食べよう



本当はもっと早く変わろうとしたの

だけど18歳のわたしにはまだ首輪がついてて

飛べる羽根はついてなかった

だから心を殺して待ってたの

どんな手を使ってでも 可愛くなれる日を



どうせ長生きする気なんてないから

将来のことはどうでもいいの

ただ 若さという魔法が解ける前に

超可愛くなって 好きな人に好かれたい



君はいい人だし いい人止まりだよね

わかるよその気持ち わたしもそうだから

それでもわたしは進んでみせる

あの人の心を手に入れたい



君とは違うの

わたしはわたしよ

一緒にお祝いしよう


最後の同じ世界でのハッピーバースデー

飴と鞭と赤い糸

君のくれた赤い糸は

赤く染まりきっていないし

結び目もゆるいから

近いうちに解いてしまうよ



あー、心が離れていく

平和主義の大人にはなれなかった

ずっと甘いと舌が鈍ってしまうよ

あー、身体も預けれない

苦しくても夢中になりたいと思うんだ


そろそろ自分の足で歩いてくよ




夏の迷い



きっと何かに取り憑かれたんだ

だっていつもは"フツー"だよ

起き上がることも困難な身体で

歩き続けた ただ ただ


逃げたかったんだろう

たまにはいいじゃないか


「私ってヘンな子?フツーの子?」

ぐるぐる考えるヘンな子

「空を見て泣きたくないよ」

橋の下でうずくまってた フツーの子


夕日が綺麗だから今日は帰ろうよ


君が思うほど 君は悪くないよ

傷付きすぎただけ

君が君を愛せたなら

見える世界は変わるさ



サカナ




見てたでしょう?

あたしの死に際

一度くたばっちまったヤツに

興味はないでしょう?

餌くれても もう飲み込む喉がない

あたしはあたしを守りたいの


せめてもって供物 ナンセンス

お墓もないし ましてや

あなたの唯一神を知ってるから

知り過ぎたから、ねぇ?


泳ぎ疲れたわ

いっそいっかいくらい

踠くことも知らずに

眠ってみたいの

嵐ばかりの濁った潮流は

あたしには合わなかったみたい




忘れないで


全て愛する人の為


あの映画の女の子が

焚いたココナッツの香り




君が歌う




きらい きらい きらい

きらいだからいいや

そこで言葉の重みは消えた


きらい きらい きらい それでも

君のために生まれてきたんだってこと



忘れないで


陳腐だね


あなたの嫌いな煙で溶かしてあげる

忘れてしまいな 幸せになりな



さよならの準備をしよう

空っぽの花瓶をベランダに



あたしが屍になったとしても

耐えず考えてるのは変わらない

あなたを取り巻くモノ全てを

支配してあげるから安心してね



乾いた水滴が張り付いて

燃えずに証となるでしょう



もしあなたの夢が叶うなら

その時にきっと思い知るでしょう

あなたを純粋に愛すのは

他の誰でもない自分自身だけ



あなたの目の前を青い光が

駆け抜けていったら 終わりだと悟ってね


あの頃のあたしは

不幸になりたがってたのかな


幸せになってね、どうか、



Only GOD "psycho"


あたしの神様 歪な言葉を紡ぐ

あたしの神様 なんだか可笑しい



こぼれた雫を細かく砕いて

いとも簡単に飲み干した

胸の奥に秘め続けた何か

「あなたは間違っています」



時の流れない世界へ

見え透いた嘘を重ねる

終わりを告げたのは誰だろう?



寝ても覚めても鮮明なまま

微笑っていた 儚き巨人

もし抗えたら


洗っても拭ってもこびりついたまま

同じ夢を見させて




春の嵐


夜の街を歩いてみたい

穢れたわたしを棄ててくれ

罰を浴びて悔いに吹き飛ばされ

どれだけ疲弊しても死ねずにいた


鉄格子のついた窓 足枷 首輪

ほんの僅かだけ射し込む光


生まれ変わろうとするくらいなら

そのまま終わればいいわ

手に入れようとするくらいなら

そのまま朽ち果てたらいいのに


手を引いて連れ去られた夜が

もしも幻想だったら


春の嵐が誓いを壊したなら

荒れた海に飛び込んで踠いていたわ

春の嵐が狂気まで消し去ってくれたなら

何が残るだろう