ゆるやかな自殺

「私には何にもないから」

春の嵐


夜の街を歩いてみたい

穢れたわたしを棄ててくれ

罰を浴びて悔いに吹き飛ばされ

どれだけ疲弊しても死ねずにいた


鉄格子のついた窓 足枷 首輪

ほんの僅かだけ射し込む光


生まれ変わろうとするくらいなら

そのまま終わればいいわ

手に入れようとするくらいなら

そのまま朽ち果てたらいいのに


手を引いて連れ去られた夜が

もしも幻想だったら


春の嵐が誓いを壊したなら

荒れた海に飛び込んで踠いていたわ

春の嵐が狂気まで消し去ってくれたなら

何が残るだろう